「資料を作って」をやめて「触れる道具にして」と頼んだら、副業が一段楽しくなった話

🌸 この記事は完全無料です。実際に触れるショーケースのリンクも貼っていますので、読みながらブラウザで開いてみてくださいね。
この記事を読むとわかること:
- ✅ 「資料を作って」と「触れる道具にして」の決定的な違いがわかる
- ✅ Anthropicの中の人Thariqさんが言った「思考の道具」の意味が腑に落ちる
- ✅ mdとHTMLは何が本質的に違うのか、人に説明できるようになる
- ✅ 副業の納品物が「読まれて終わり」から「使ってもらえる道具」に変わる視点が手に入る
- ✅ みやびが実際に作った20個の触れるショーケースを今日から使える
Contents
「資料を作って」と「触れる道具にして」── たった一言の違い
前回の記事では、Claudeへの頼み方を「Markdownで」から「HTMLで」に変えるだけで納品物の見た目が変わる、というお話をしました。
でも、ここからが本題なんです。じつは「HTMLで作って」と頼むことには、見た目以上に大きな意味がありました。
それは、頼んだ瞬間にClaudeの中で「これは資料じゃない、触れる道具だ」というモードに切り替わることです。
ここ、私もしばらく気づかなかったところなんです。「HTMLって結局、見た目がきれいになるだけでしょ?」と思っていました。違ったんですよ。本当の価値は、そこじゃなかった。
ThariqさんはHTMLを「思考の道具」と呼んだ
ここで前回も登場した、Anthropicの中の人Thariq(タリック)さんに再登場してもらいますね。
— Thariq (@trq212) May 8, 2026
Thariqさんはブログの中で、こんな言葉を書いていました。少し抽象的なので、私の言葉で訳しながらお伝えしますね。
HTMLは、考えながら作るためのキャンバスになる。書きながら触れて、触りながら考えを更新できる。これは、ただ静かに読み下す資料とはまったく別の体験だ。
― Thariq Shihipar「The Unreasonable Effectiveness of HTML」より要約
「キャンバス」って言葉、すごくいいですよね。絵描きさんが絵を描くキャンバスです。
つまりThariqさんが言いたかったのは、HTMLは「完成品を入れる箱」じゃなくて「考えながら手を動かせる場所」だ、ということなんです。
みやびがやってみた──20個の「触れる道具」を実際に公開しました
百聞は一見にしかず、です。Thariqさんの考え方をそのまま、みやびの世界観でやってみました。
テーマは「もしみやびが、チームでメディア運営をしていたら」。コンテンツチームが日々作っている20種類の成果物を、ぜんぶ「ブラウザで触れる道具」にしてみたんです。
ためしに、いくつか中身をご紹介します。
- YouTubeサムネ3案比較:同じ動画タイトルに対して3パターンを並べて、CTR予測まで一覧
- Instagram投稿の4方向ビジュアル:ライト・ダーク背景の切替トグルつき
- ネタ帳トリアージボード:溜まった24本のネタを「今週/来週/いつか/ボツ」にドラッグして整理
- 記事公開フローチャート:各ステップをクリックすると詳細が出るインタラクティブな図
- みやびプロンプトチューナー:左で頼み方を編集すると、右で3つのテーマへの差し込み結果がライブで動く
全部で20個、9カテゴリに分かれています。すべてブラウザで開けて、その場で触れます。
mdで出すのとHTMLで出すの、何が「本質的に」違うのか
さて、ここからが本題の本題です。私もそうでしたが、最初はこう思っていました。
「mdとHTMLって、結局どっちも文字を整える形式でしょ?何がそんなに違うの?」
答えはたった1行で言えます。
これだけです。でも、この一言の違いが、出来上がるものをまるで別物にします。
……と、ここまで言葉でお話ししてきましたが、これはやっぱり触ってみないとわからないと思うんです。下に、私の言いたいことをそのまま体感してもらえる小さな実演を置いておきますね。
## 今週やること - ChatGPTで企画案を3つ出す [#企画] - LINE配信文を書く [#配信] - 来週のYouTubeサムネを準備する [#動画] - クライアントに週次レポートを送る [#報告]
↑ 読み終わったら、もう用事はありません。明日にはこのページ、開かないかも。
- ChatGPTで企画案を3つ出す #企画
- LINE配信文を書く #配信
- 来週のYouTubeサムネを準備する #動画
- クライアントに週次レポートを送る #報告
↑ チェックして、ドラッグして並べ替えて。同じ4項目なのに、開きたくなる回数がぜんぜん違うんです。
そして、もうひとつ大事なことがあります。
「読むだけのもの」って、読み終わった瞬間に役目が終わるんです。資料が積み上がっていくフォルダのことを思い出してみてください。あの中にあるmdファイル、最後に開いたのいつでしたか?
でも「触れる道具」は、必要なときに何度でも開きます。ボタンを押す、スライダーを動かす、ドラッグして並び替える。使うために存在しているものだからです。
もし、こうやって仕事を共有できたら──触れる道具10連発
ここからは、ショーケースに置いてある道具のうち10個を、このページの中で触れる縮小版として並べてみました。サムネ投票・カレンダー並べ替え・SNSアルゴリズム体験・プロンプトの実演まで、全部このページから一歩も離れずに触れます。
気になったものから、どんどん触ってみてください。「もし、自分の仕事のうちどれかを、この形で人に渡せたら」を想像しながら触ってもらえると、いちばん刺さるはずです。
……どうでしたか?10個全部触ってみると、なんとなくわかってもらえると思います。
もし自分のチームメンバーや、副業のクライアントとの仕事が、ぜんぶこの形で渡せたら──ちょっと、ワクワクしませんか?
「仕事が楽しくなる」って、こういうことだったのかもしれない
ショーケースを20個作っているあいだ、私はずっとニヤニヤしていました。怪しいですよね、すみません。
でも、本当に楽しかったんです。何が楽しかったかというと、こういうことでした。
- 「あ、これも道具にできるじゃん」と次々に思いつく
- 頭の中の妄想が、その場で形になって触れる
- 触ってみて「ここはこうしたいな」がすぐ反映できる
- 完成したものを開いて、思わず人に見せたくなる
これって、子どものころに段ボールで秘密基地を作っていたときの感覚に似てるんです。「次は何作ろう?」が止まらない状態。
副業って、続けるのが本当に難しいですよね。私もずっとそう思っていました。
でも、こうして「次は何作ろう?」が出てくるようになると、続ける理由を探さなくてよくなる。気づいたら手が動いている。これって、副業を長く続けるための、ものすごく大きな鍵だと思うんです。
気をつけたい、たった1つのこと
「触れる道具を作るぞ!」となると、つい道具づくりが目的になってしまうことがあります。
道具は、誰かの仕事を楽にするために作るものです。「お客さんが触ったら何が変わるか」をいつも念頭に置いて、自分が作りたいものではなく、相手が使いたいものを作ってくださいね。
これだけ気をつけてもらえれば、HTMLという「考える場」は、きっとあなたの仕事の景色を変えてくれます。
今日できること(ひとつだけ)
最後に、今日試してほしいことを1つだけ。
まずみやびのショーケース20点を開いて、気になったものを3つだけ触ってみてください。読むんじゃなくて、ボタンを押したりドラッグしたりしてください。
触り終わったあと、こう自問してみてください。
この問いが頭に浮かんだ瞬間、あなたの副業の景色は、もう少し前に進んでいます。